佐藤 裕樹
Yuki Sato

資格・役職

京都大学博士(生命科学)

取り扱い分野

特許
バイオテクノロジー

略歴

京都大学 理学部 卒業
京都大学大学院 生命科学研究科 統合生命科学専攻 修士課程 修了
京都大学大学院 生命科学研究科 高次生命科学専攻 博士課程 修了
京都大学にて染色体異常が生じた後の免疫応答に関する研究に従事した。

研究内容

  • (1)学士課程及び修士課程では、細胞が事前に中程度のストレスにさらされることによって、後の致死性ストレスに対する耐性を獲得する現象(獲得耐性)についての研究を行いました。特に、「細胞に対して事前に中程度の熱ストレスを波状に処理することによって確認される獲得耐性」、「腫瘍微小環境にさらされた腫瘍細胞を標的とした創薬に係るリード化合物のスクリーニング」及び「タンパク質凝集を引き起こす人工ペプチドを細胞内に発現させた後に確認される獲得耐性」についての研究を行い、理学学士、及び生命科学修士の学位を受けました。

  • (2)博士課程では、異常染色体の一種である染色体融合が生じた後の自然免疫応答についての研究を行いました。特に、私は染色体融合が生じた後に見られる表現型の一つである微小核に着目し、微小核の形成が、cGAS/STING経路を活性化するか否かについての解析を行い、生命科学博士の学位を受けました。具体的には、特定の染色体に対して染色体融合を誘導し、さらに染色体融合が生じた細胞を蛍光タンパク質で可視化するシステム(FuVISシステム)を用いて染色体融合及び微小核形成を誘導、可視化しました。更に、ライブセルイメージング技術、蛍光タンパク質を用いた特定たんぱく質の可視化、及び蛍光画像の定量的な解析を行うことにより、生細胞におけるcGAS/STING経路応答を1細胞レベルで解析しました。また、染色体融合以外に由来する微小核に対するcGAS/STING経路応答を解析する一環として、細胞分裂阻害剤や、ガンマ線照射を行った後のcGAS/STING経路応答についても同様に解析しました(Y Sato and MT Hayashi Life Science Alliance 7.4 (2024))。

《ひとこと》
お客様とのディスカッションを通じて質の高いご提案ができるよう努めて参ります。

休日の過ごし方

楽器を吹くか、バイクでドライブをすることが多いです。