試験直前、勉強以外でやったこと

2020.09.11

 皆様こんにちは。RYUKA国際特許事務所の和田 吉民と申します。
 本日よりこの場をお借りして、弁理士試験受験生の皆様を応援するための記事を連載させていただきます。試験勉強の合間などにお読みいただき、少しでもお役に立てれば幸いです。

 今年の弁理士試験、ご存じの通り新型コロナウィルスの影響で延期されました。突然の大幅な予定変更にも関わらず、合格に向けて勉強を続けている受験生の皆様、本当に素晴らしいと思います。私は令和元年度に弁理士試験に合格しましたが、口述試験が台風の影響で延期になったことで慌てておりました。今思えば非常に恥ずかしい限りです。

 今回のテーマですが、私が試験直前に、勉強「以外」でやったことを簡単にご紹介します。短答、論文、口述、全ての試験で実行しました。当たり前のことかも知れませんが、非常に効果がありました。

1.下見
 どんなに行き慣れた場所であっても、試験会場は試験当日前に行った方がよいと思います。試験会場までの道のりはもちろんのこと、当日の朝食、昼食はどこで何を食べるか、試験前に勉強できる場所はあるか、そしてどこがよいか。雨が降ったらどうするか。私は当日悩む時間が勿体ないと思い、試験当日前の下見でこれらを調べました。
 論文必須試験を出身大学で受験したこともありましたが、それでも下見に行きました。卒業して10数年経っていましたので、大分様変わりしており、少し寂しかったのを覚えています。

2.当日の動きを計画
 下見で調べたことを基に、当日の朝何時に起き、出発する、何時の電車に乗る、駅の何番出口から出る、その後この道を通って会場に行き、途中のこのコンビニで食事を買うなど、事細かに計画を立てます。当日思いついて予定を変えて問題ない方もいらっしゃると思いますが、試験当日は考える時間と労力を、全て試験に注力したいと思い、その日の行動を順番に決めていきました。
 持ち物も事前に決め、それ以外のものは持って行きません。勉強道具は最小限(四法対照条文集と、直前講座のテキストを1~2冊くらい)に留め、荷物の負担も極力軽くするよう努めました。
 当日の食事も、珍しいもの、美味しいものよりは、普段食べているありふれたものに決めました。

3.当日は計画通りに動く
 試験当日は、下見と事前の計画通りに動き、試験を受け、受かるだけです。

 以上簡単ではありますが、試験勉強以外の事前準備について、私の経験談をお話ししました。短答試験が9月20日と迫っております。受験生の皆様が、今まで勉強された成果を100%発揮し、合格されるのを願っております。
 次回は9月18日(金)に投稿予定です。