渡部 和人
Kazuto Watanabe

資格・役職

博士（工学）

取り扱い分野

特許
電気・電子・ソフトウェア／化学・材料／バイオテクノロジー

略歴

九州大学 工学部 物質科学工学科 卒業
九州大学大学院 システム生命科学府専攻 一貫制博士課程 修了
化学材料メーカー勤務を経て、現職

研究内容
（１）九州大学で応用化学を専攻し、有機化学、高分子化学、分析化学を学びました。
（２）学士～博士後期課程では、薬物動態制御及び分析化学を中心に研究する研究室に所属し、アミノ酸デンドリマーを機能性薬物担体とする薬物送達法の開発に関して研究しました。担体によって核酸医薬が保持された製剤について、分子ラベル製剤での非臨床動態試験並びに肝疾患モデルにおける薬効を報告しました[1, 2]。また、オーバーハウザー効果を応用した高感度なMRI用造影剤の担体としての特性を報告しました。MSスペクトルならびに電子スピン共鳴スペクトルの測定に基づいて、担体への機能性分子の修飾条件を検討し、MR造影能を確認しました[3]。

論文リスト
[1] Y. Sugao, et al., NFkappaB decoy delivery using dendritic poly(l-lysine) for treatment of endotoxin-induced hepatitis in mice, Bioorg. Med. Chem. 14, 4990 (2009)
[2] K. Watanabe et al., In vivo siRNA delivery with dendritic poly(L-lysine) for the treatment of hypercholesterolemia, Mol. Biosyst. 5, 1306 (2009)
[3] T. Niidome, et al., Nitroxyl radicals-modified dendritic poly(l-lysine) as a contrast agent for Overhauser-enhanced MRI, J. Biomater. Sci. Polym. Ed. 25, 1425 (2014)

《ひとこと》
博士課程ならびにメーカーでの研究開発の経験を活かし、発明者やお客様に寄り添ったサービスをご提供できるよう尽力致します。