発明提案書

発明提案書

1.図面
 
発明提案書においては図面が重要な資料となります。図面を作成する場合は、下記の要領で図面を作成してください。
特に、発明の特徴部分をできるだけ詳細に記載してください。
 
(1)中心発明の図面
 
a.   図1 (全体図)
通信相手等も含め、できるだけ大きなシステムの全体図を書いてください。
詳細図に詳細を記載する装置は全体図の中に示してください。
b.   図2~(他の図)
図面は、機械設計図面やプログラムと同様に階層的に作成します。
プログラム相互の関係と同様に、図面相互の関係は大切です。
例えば、全体図、全体図の一部を説明する詳細図、詳細図の更に一部を説明する詳細図の様に分けて記載すると、図面相互の関係は明確になります。
c.   ソフトウエア発明の場合
例として、下記の図を作成してください。
システムの全体図,システム中の1つの装置の図面,
ファイルの構成を示す図,画面表示を示す図,
複数の装置間の通信シーケンス図,全体動作を示すフローチャート,
一部の動作を示すサブルーチン
 
(2)周辺発明の図面
 
1つの発明を実現しようとすると、他の課題が生じる場合があります。
この課題は周辺発明のヒントになりますが、周辺発明を他人に抑えられると、せっかく基本発明を抑えても、それを実現できなくなる場合があります。
そこで、周辺発明も含めて権利化しておくために、具体的にどの様な課題が生じるかを列挙し、それらの課題を解決するための方法を表す図面を作成してくださ い。.
 
(3)代替発明の図面
 
(1)で記載した発明を権利化した場合に、競合他社はどのようにしてその権利を回避するか (代替発明)を考えます。
(1)で書いた各図面について、できるだけ多くの代替発明の図面を作成してください。
 
(4)従来技術の図面
 
本発明の図の中で特徴的な図面を1枚~数枚選んでください。
選んだ図に修正を加え、従来の図面を作成してください。
従来の技術が全く異なる場合は、「選んだ図面に相当する部分」が従来どのようになっていたかを示す図を作成してください。
 

2.図面の説明

 
(1)中心発明・周辺発明の図面
 
まず、各図面が他の図面のどの部分に対応するか(図面相互の関係)を説明してください。次 に、図面のみ では構成や動作が明確でない部分を探し、それらの構成や動作を図面毎に説明してください。サブルーチンの図面を記載したときは、そのルーチンが呼ばれる条 件を明確にしてください。

例:図2は、図1に示した端末装置の詳細な構成を示す。
紙幣計数器が計数した紙幣の枚数をディスプレイに表示し、その枚数が正しいか否かをユーザに問い合わせる・・・
 
(2)代替発明の図面
 
まず、(1)で記載したどの図面の代替図面かを説明してください。また、図面のみでは構成や 動作が明確でない部分について、それらの構成や動作を説明してください。

例:図2Bは、図2の代替図面。
・・・
 
(3)従来技術の図面
 
(1)で記載した図面のうち、どの図面に対応するかを説明してください。また、図面のみでは 構成や動作が明確でない部分について、それらの構成や動作を説明してください。

例:図2Cは、図2に対応する従来技術の図面。
・・・

3.従来技術との相違点

図面を参照して、従来技術と異なる部分(特徴)を短い言葉で抽出してください。その際、できるだけ多くの特徴を図面から抽出し、各特徴 に対応する効果を記載してください。

例:
特徴「図2のデータ量が所定値を超えると、図1のディスプレイの表示が、図5から図6に変わる。」
効果「図2のデータ量が所定値を超えたことを、ユーザが認識できる。」

4.先行文献

従来技術を詳しく記述する必要はありません。従来技術を記述する代わりに、発明を考えるために参考となった全ての文献(特許公報、雑誌 の記事、新聞記事、社内書類等)のコピーを添付してください。

添付資料の頁数は10~100頁程度を目安にしてください。また、社内資料の場合は、それが公知文献(全くの他人が知り得る文献)であ るか どうかを示してください。参考とした文献が無い場合には、できるだけ知っている文献の中で本発明に最も近いもののコピーを添付してください。

5.権利の性格の説明 (分かる範囲で記載してください。)

(1) 貴社で本発明を実施する予定がありますか?

(2) 実施する予定の場合は、いつ頃、どの国で実施しますか?

(3) 本発明は、誰がどの様な製品形態(部品、装置、システム等)で、販売・使用しますか? できるだけ多くの相手と、各相手が販売・使用する製品の形態を列挙してください。

(4) 上記(3)に挙げた各製品の単価と年間総販売数(概略)を国毎に記載してください。

(5) 上記(3)の相手の中で、特許上の重要競合相手は誰ですか?

(6) 上記(3)の相手の中で、製品販売上の重要競合相手は誰ですか?

(7) (5)又は(6)の相手は、本発明を使用する可能性が大きいですか?

(8) 相手(又は業界)が、他の代替発明を考案することは容易ですか?

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